こんにちは、THE CLINICの加藤です。
BMI:21.79 27歳。今回は8年前に他院で乳房バックを挿入し硬縮をきたしご相談にいらしたゲストです。
右側のバストが被膜硬縮をきたしております。もともとバストが大きく皮下組織が多いため目立ちにくいですが硬い被膜を触れ、バックの形状が浮き出ています。
超音波検査・触診等でリップリングも確認。
このままだと硬縮は進行悪化することによりバストの形状が歪になることを説明。
またご本人はバックを取り出すことによりバストが縮小することを避けたいため 同時にコンデンスリッチ脂肪豊胸をご希望されました。
術前のインタビュー動画です。
術前のデザインです。
採取部位もきれいにならなければいけません。脂肪の採取に夢中になって汚くなっては元も子もありません。
まずは脂肪採取です。大腿全周より採取します。
脂肪は1100㎖採取。ウェイトフィルターを用い加圧遠心分離(1200ℊ 3分)してCRF:771㎖作成できました。
次は乳房バックの摘出です。
腋窩より210CCのバックを取り出し。明らかな破損は認められませんでしたが、右側のバックは変色しており目に見えない小さい破損を疑わせます。破損があってもコヒーシブなので漏れ出てきません。
摘出前 左側摘出
両側摘出
CRFの注入です。このようにカニューレを奥まで挿入し引き抜きながら脂肪を注入します。
注入終了です。
1週間後抜糸にご来院されました。大腿部・バストの皮下出血・浮腫みはまだ残っていました。
採取部位も明らかな凸凹も認められず経過は良好です。
今後、経過をご報告いたします。