今回は以前コンデンスリッチ豊胸をされた方の追加注入報告です。
この方のポイントとしては、以前、乳腺下と大胸筋下とで2回シリコンバッグを入れられていた過去があり、バッグが入っていた層に被膜が残っている可能性がありました。
被膜の中に脂肪を注入したらどのようになるか?
被膜内は血流が無いため注入された脂肪は壊死して、しこりになります。
そのため以前バッグが挿入されていた層に脂肪は注入できません。
そうなると、この方は筋肉内と皮下脂肪内への注入のみ、可能となります。
1回目の脂肪注入後、コンデンスリッチファットが407cc残っていました。
今回の追加注入では207cc注入しました。まだ200cc残っていますので経過をみて追加注入する予定です。
初診時と追加注入(207cc)注入後1か月の状態です。
(初診時)
(追加注入1か月後)
初診時の写真は、バッグが挿入されていた方の典型的な形状で、バッグにより乳房からデコルテにかけての組織が伸ばされ圧迫されていたため、軽度下垂と乳房上方に凹みが目立っていました。
その部位に中心に注入しました。
追加注入1か月後の写真では、その凹みの部位にボリュームが出て、乳頭~デコルテにかけてのラインが綺麗になっています。
この方の様に、残った脂肪を利用して気になる部位に注入し形を整えることが可能です。
もし余ったときは今回のケースの様に有効利用することをオススメします。